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【必見】初めての海外旅行・留学準備!SIM、海外旅行保険、 航空券、変圧器を初心者目線で解説!

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

海外旅行、留学の行き先を決めて準備をしていると、さまざまな用意が必要になる事がわかってくるかと思います。

特に初めて海外に渡航する場合は、日本にいると縁のないモノ、サービスを利用して準備をしなければいけなくなります。

SIMカード、ポケットWi-Fi、海外旅行保険、変圧器や変換プラグ…。そもそも絶対に必要なのか。どのように利用するのか、そんな初歩的な疑問に答える記事になっています。

自分で旅行や留学の準備をしているものの、初めてのことで不安、という方にぜひ見ていただきたい記事ですので、最後までお付き合いください!

 

現地での通信手段について

まずは海外でインターネットを利用する方法について、詳しく解説していきます。

 

現地のWi-Fiを使う

これが最も簡単な方法です。現地の空港やカフェ、ホテルやレストランで提供されているWi-Fiを利用して接続します。

近年はWi-Fi環境の整備が世界的に進み、いろいろなところでWi-Fiが使えるようになっています。レストランなどではお店の方にWi-Fiのパスワードを聞くと教えてくれる場合も多く、ぜひ活用していきたいものです。

Wi-Fiに接続する際は、特に空港の無料Wi-Fiなどだとメールアドレスや電話番号を入力する必要があることもあります。

日本の国番号は「+81」で、その後に頭の0を除いた番号が海外での電話番号になります。
例:090-1234-5678の場合は「+81 90-1234-5678」

ただし現地のWi-Fiのみでは、屋外に出た際やWi-Fiを提供していない屋内などでは連絡が取れず、ネット環境がなくなってしまうためかなり不便です。

また無料Wi-Fiなどはセキュリティ保護が甘く、無料Wi-Fiに接続してクレジットカード番号などを入力してオンライン決済などを行うと情報が抜き取られる恐れがあったりします。

そのため基本的には以降に挙げるような通信手段を確保するのが一般的です。現地のWi-Fiはあくまで補助的な役割と考えておきましょう。

プリペイドSIMカードを利用する

近年最も主流になっている通信手段が、現地のプリペイドSIMカードを購入し、SIMを差し替えて利用することです。

そもそもSIMカードというのは、「Subscriber Identity Module」の略称で、通信会社との契約情報が入っています。

スマートフォンの横側に小さな穴が空いているかと思いますが、その中にSIMカードが入っており、現在は日本の通信会社(docomoやau, softbankなど)のSIMカードが入っているはずです。

スマートフォンはSIMカードを抜き取るとauやdocomoの4G、5Gのインターネットに接続ができなくなり、Wi-Fi接続のみ可能になると思います。

SIMがないとPCやタブレット、ゲーム本体機器のような機器になるイメージです。

例えば今docomoのSIMが入っている場合には、docomoと契約したプランに応じて日本ででdocomoの回線に接続できるようになっています。ちなみにdocomoのSIMの場合は海外でも自動的に現地の通信会社の回線に接続するようになっていますが、1日の利用料がケタ違いに高額です。

海外に渡航したら現地でプリペイドSIMカードを購入し、このdocomoのSIMカードを取り出して現地で購入したものと入れ替えることで、現地の回線に接続できるようにするということです。

注意して欲しいのが、SIMカードはこれ本体を差すだけでは通信ができないということです。日本でもそうですが、通信プランを選んでプラン代金を通信会社に支払って初めて利用ができるようになります。

利用方法

  1. 現地に到着したら、空港の通信会社の店舗やスタンドに寄る。または空港から出て市内の通信会社の店舗、家電量販店などを訪れる。
  2. 店舗でSIMカードを購入する。
  3. 購入時にプランを選ぶ必要があるので、自分の滞在期間に応じたプランを選択し、その分の費用も支払う。
  4. アクティベートが必要な場合があるので、店舗スタッフに初期設定をお願いする。
  5. きちんと4Gや5Gでネットに繋がっているか確認する。
  6. 1ヶ月以上の滞在などでプランの更新が必要な場合は1ヶ月経つ前に更新を行う。

注意点

・通信プランの選択、購入は、その通信会社の専用アプリなどでできる場合があります。滞在期間が1ヶ月を超える方は次回の更新時にどのようにプランの更新をしたらいいか、販売員に確認しましょう。

・通信プランの購入はその場で現金を払って手続きをしてもらえる場合と、一度自分のアカウントにチャージ(Top up)をして、そこからプラン購入に必要な分を差し引かれる場合など、通信会社によってさまざまです。

・SIMカードはスマートフォンの機種によってサイズが異なります。マイクロSIMカード、ナノSIMカードなどサイズがありますので、お使いのスマートフォンのSIMのサイズを先に検索して調べておきましょう。

・2021年10月1日以前に販売されているスマートフォンを使っている場合は、SIMカードロックがかかっている場合があります。これは通信会社の店舗でロックを解除しないと別のSIMを差し替えて使用ができない仕組みになっています。iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」の項目に「SIMロックあり」と記載されている場合は手続きが必要になります。

・SIMカードの抜き差しにはピンが必要になります。安全ピンなどでもスロットを開けることはできますが、SIM用のピンを使用することをおすすめします。

・海外のSIMを使用するために抜いた日本のSIMは絶対に紛失しないよう管理してください。新しいSIMを買った時にもらった台紙にテープなどで貼り付け、なくならない場所に保管しましょう。

・自分でSIMの設定をする場合はAPN設定と呼ばれる設定が必要になります。

 

eSIMを使用する

現物のSIMカードを差し替えて利用するほか、eSIMと呼ばれるSIMを利用することも可能です。

eSIMというのは、端末の中にeSIMが内蔵されているスマホに限りオンラインのSIM契約のみで物理SIMカードを入れ替えるように別のSIMが利用できるシステムです。

利用前にご自身のスマートフォンがeSIM対応しているかどうか必ず確認しましょう。

eSIMの利用方法はeSIMの会社によって異なります。例として比較的利用可能地域が多く安定している「Airalo」という会社を紹介します。

AirlaoのeSIMは使える地域によって3つのタイプに分かれています。

・1カ国ずつ使える「現地のeSIM」

・アジアやヨーロッパなど地域丸ごと使える「リージョナルeSIM」

・対応する国ならどこでも使える「グローバルeSIM」

当然、使える地域が狭いほど価格はお得になります。ヨーロッパの周遊旅行に行く方はリージョナルeSIM、1つの国への留学で留学中に国外に出る予定がない方は現地のeSIMを選ぶと良いでしょう。

AirlaoのSIMはこちらから申し込みが可能です。

また、使用前の案内としてAirlaoのQ&Aも確認しておきましょう。利用可能な端末などについても記述があります。

注意点

・eSIMの場合もSIMフリー端末であることが必須になります。

・eSIM対応機種かどうかを事前に確認する必要があります。

 

ポケットWi-Fiを使用する

SIMカードを利用する他に、ポケットWi-Fiをレンタルして使用する、という手段もあります。

ポケットWi-Fiはその名の通りレンタルした小型ルーター機器の電源を入れると、その機器自体がハブとなりできたWi-Fiに接続することができるようになります。テザリングを行うようなイメージをしていただくとわかりやすいかもしれません。

利用方法は簡単で、日本を出発する前にポケットWi-Fi提供会社にレンタルの申し込み(基本オンラインで可能)を行い、空港のカウンターや自動貸出機などで端末を受け取って現地に渡航、現地で端末のスイッチをONにして出てきたWi-Fiに接続するだけです。

帰国後は端末を日本の空港で返却して完了。手続きが全て日本でできるのでSIMカードの購入に比べて難易度が低くお勧めです。

ポケットWi-Fiのメリットは、1つの端末に同時に数台の接続ができること。パソコンやタブレット端末も接続したい方、また友人と一緒に利用したい方は簡単に接続ができます。SIMカードの場合はSIMを利用しているスマホ1台のみが接続できますので、ここは大きな違いです。

 

どの方法がおすすめ?

それぞれの手段にそれぞれのメリットがあります。利点を整理して自分に合うものを選んでみましょう。

物理SIMカードはこんな方におすすめ

  • スマートフォンの利用のみがメインの人
  • 通信費用はとにかく安く抑えつつ、たくさんデータを使いたい人
  • 留学で長期間滞在する人

eSIMはこんな方におすすめ

  • スマートフォンの利用のみがメインの人
  • 現地購入の面倒な手続きをせず、すぐにスマホを使いたい人
  • オンラインの手続きなどをある程度調べて自分で行うのが得意な人

ポケットWi-Fiはこんな方におすすめ

  • 海外旅行で渡航する人
  • 海外への渡航経験があまりない人
  • パソコンを使ったり友達との旅行で複数台接続したい人

 

 

海外旅行保険について

続いて海外旅行保険について解説していきます。

海外旅行保険はそもそもどんなことについての保険なのか?というところから説明します。もちろん加入する保険によって内容は異なりますので、あくまで一般論としてお考えください。

海外旅行保険の補償は?

・怪我や病気の際の治療費

・後遺症が残ったり死亡した場合の保険金

・病気やケガで入院する際などに親族が現地に駆けつける費用

・現地で持ち物が壊れたり盗まれたりした際の保険金

・フライトが遅延、キャンセルされた際の交通費や滞在費の負担

・フライトで預けた荷物が紛失した場合の日用品等の購入費負担

上記はあくまで例ですが、このように病気や怪我の治療費以外の現地トラブルに対応していることが多いです。

保険と聞くと「万が一のための備え」と思いがちですが、現地でこうしたトラブルが発生することは結構あります。私自身も実際に保険のお世話になったことが何度もありますし、毎回改めて便利だなと思っています。

保険の種類と賢い選び方

海外旅行保険はそもそも、保険会社が提供する海外旅行保険に保険料を支払って加入するケースと、クレジットカードに付帯している保険が適用されるケースと、大きく分けて2つのパターンに分かれると思います。

その他にも保険の使い方はありますが、日本の保険会社が提供するサービスで一般的に選ばれるのはこの2つだと思います。

クレジットカードの付帯保険は、カードの特典として旅行に行った際の保険が付いている場合に適用できます。

クレジットカードの付帯保険は「利用付帯」「自動付帯」の2種類があり、「利用付帯」の場合は例えば航空券をそのクレジットカードで購入した」、などの保険適用に関する条件があるタイプです。「自動付帯」の場合は大抵はカードを所持していれば保険適用対象となります。

また特に気をつけていただきたいのが、クレジットカードの付帯保険はだいたいが「渡航から3ヶ月間」のように保険適用期間が決まっていることです。そのため3ヶ月以上の長期留学の場合などは別途海外旅行保険に加入する必要がありますね。

続いて自分で申し込む海外旅行保険ですが、これが一般に言われる海外旅行保険と考えましょう。

保険会社や保険代理店を通して申し込みをしますが、近年はオンラインで直接申し込みができるようになってきています。

金額によって補償内容が変わりますので、その辺りをじっくり調べることが必要です。

海外旅行保険の検討の注意ポイント!

・留学生は現地の社会保険に加入する場合も海外旅行保険加入の検討を!

・歯科治療など、一部の治療費は保証されないことも。渡航前に確認&不安な点は日本にいる間に治療を!

・保険期間は出発日から帰国日までに設定!移動の間も旅行です。

・英文の付保証明書が発行できる保険を選ぼう!

・適用する保険で渡航先でキャッシュレス治療(現地で費用立替せず治療)可能な病院があるか確認!

 

航空券予約とフライト当日への準備について

航空券、フライトのチケットについては、旅行だと旅行会社が手配していて自分で予約する必要がないケースも多いですが、自己手配をするケースは旅行、留学ともに増えてきています。

航空券は団体の旅行だと旅行会社がまとめて予約する分安くなる場合がありますが、逆に予約に関する手数料を取られてしまったりします。

留学の場合は留学エージェントが席を確保しているということはほとんどありませんので、むしろ手数料を取られることが多いかもしれません。もちろん無料で手配する業者もいます。

フライトの予約については旅行業法という法律で旅行業者としての登録をしている業者のみが代行可能になります。

留学エージェントは厳密に言えば旅行の手配を行う会社ではないため、旅行業者として登録していない場合もあります。その場合は自分でフライトの手配が必要です。

とはいえキャンセルや予約変更の際は自分で手続きした方が早い場合もありますので、自己手配がデメリットとは言えません。

予約について

航空券の予約は、基本的に航空会社の公式ウェブサイトからが断然おすすめです。フライトの比較サイトや旅行会社サイトから予約の場合、フライトの変更やキャンセルの規定はそちらの規定が適用されることになります。

航空会社から直接購入していれば変更可能であるはずのフライトが変更できなかったり払い戻しがなくなってしまうなどのケースがよくあります。

まずは比較サイトでフライトの検索をしてみて、該当するフライトを運行している航空会社の名前を検索して直接予約するのが一番おすすめです。

航空会社自体の選び方はさまざまです。通常はJALやANAなどの日系航空会社でなくとも安心・安全にフライトできますが、LCC(格安航空会社)を利用する場合は注意が必要です。

LCCはキャンセル時の規定が厳しかったり、荷物の預け入れに別料金がかかったり、機内食が出ないまたは有料だったりと、価格に応じてサービスの質も下がります。

アジア周辺への移動であればLCCでも問題ありませんが、海外への渡航経験が少ない方は、予算に余裕があれば通常のキャリアを選んでみましょう。

フライト当日への準備

フライトの予約ができたら、必ず一度予約管理画面にログインして「自分のフライトがきちんと予約できているか」を確認しましょう。

クレジットカード決済の場合、決済が未処理で予約がキャンセルとなってしまうことがあります

また、座席の指定や個人情報の入力を予約完了後に行うケースもありますので、まずは確認を忘れないようにしましょう。

フライトが3日前頃に迫ると、航空会社にとってはオンラインチェックインの案内がメールなどで届きます。

済ませておくと便利ですし、ヨーロッパの一部格安航空会社ではオンラインチェックインができていないとフライトをキャンセルにされてしまう、といったトラブルも以前耳にしたことがありますので、可能な限り渡航前にメールに記載のリンクから済ませておきましょう。

フライト当日は、念の為航空会社から送られてきたフライト詳細、eチケットを印刷しておきましょう。

あとは自分の航空会社のカウンターを探し、パスポートを提示して荷物を預けて紙の搭乗券をもらえば完了です。

 

 

変圧器・変換プラグ

最後に、変圧器や変換プラグなどの持参について解説していきます。

海外ではコンセントに器具を差して充電を行う場合に注意が必要です。主に注意すべき点は2点。

注意ポイント

①国によってコンセントの差し込み口の穴の形が違い、日本の充電器のプラグのままでは使えないことが多い!

②電圧が異なるため、日本の器具をそのまま充電すると器具が故障する恐れがある!

一つずつ解説していきます。

変換プラグ

まず①の変換プラグについてですが、コンセントの差し込み穴の形状は国によって全然違います。

上記はあくまで一例ですが、日本のように日本のピンでも形が丸かったり、ピンを刺す穴が3本あったりと非常に種類が豊富。当然、差し込み口の形が違う国で日本の充電的を差そうとしてもうまくいかないか、正しく充電できません。

この差し込み口の形状は世界で15種類もあり、日本のものは「Aタイプ」と呼ばれています。そのほか、フランスなどの国はCタイプ、イギリスはBFタイプなど、プラグの形状にタイプ名がついています。

例えばフランスに行くときはプラグの形状が「Cタイプ」のものしか使えないですが、日本人の持っている電化製品はAタイプ。そこで、「変換プラグ」というものを使用します。

受け側が日本のコンセントの形状、先の挿入側が現地のものと一致していれば、これを日本の充電器に差し込んでから現地のコンセント差し込み口に差せばOKというわけです。

変換プラグは数百円程度で家電量販店などで販売しています。自分が渡航する国コンセントのタイプを調べ、それに合うものを念の為2,3個買っておくと良いでしょう。

変圧器について

変換プラグはあくまで差し込み口の形状の話ですが、それとは別で海外の電気は電圧が日本と異なっています

日本の家庭用電源は100Vとなっており、100Vに対応する電化製品であればコンセントに接続して使用したり充電したりすることができます。他国だと、例えばイギリスなどは230~240Vとなっています。

大体の電化製品は対応する電圧がある程度は幅広く、例えばAppleのiPhoneなどは100Vから240Vまでの電圧であれば使用可能ですので、イギリスに持って行っても問題なく使用可能です。

しかし、ドライヤーなど一部の電化製品はそこまで対応する電圧帯が広くなく、例えば100Vから120Vまでのみ使用可能だったりします。そうすると、例え変換プラグを使ってプラグの差し込みに成功したとしても、電圧が適合していなければ使用はできません。

使用できたとしても故障をする可能性が極めて高く、火災などの事故につながる恐れがあるため絶対に使用してはいけません。

変圧器はこのような電圧の適合がされていない場合に使えるもので、現地の電圧に合わせて家電を使えるようにするものです。

ただし変圧器を使う際は注意点があります。

変換プラグよりも値段が高い

変圧器自体が大きく重いため持ち運びにやや苦労する

変圧器の使用を推奨していない家電もあるため、十分に注意が必要

正直なところ、何か事情があるわけでなければ旅行や短期の留学に変圧器を持ち込んでまで使う家電はあまりないと思います。大体のスマホやPC、タブレット端末などは変圧器がなくとも変換プラグのみで使用できます。

プラグの形状のタイプや電圧については、ヨドバシカメラで国別の一覧がありますのでこちらを確認しましょう。

 

まとめ

SIMカードや保険などは自分で手配しなければいけないことが多いにも関わらず、候補がたくさんあったりそもそもの仕組みが分かりづらかったり。海外初心者には最初のハードルとなる部分でもあります。ただ、この辺りがわかるようになってくると自分で旅行や留学の計画を立てて手配することも難しく無くなってきます。

ぜひこの記事を参考に、入念な渡航準備をしてくださいね。

  • この記事を書いた人

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

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