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【忖度一切なし!】留学におすすめの国、おすすめしない国ランキングTOP5

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

カンナ
本当におすすめの留学先と、実はよくない留学先って誰か教えてくれないの?
留学エージェントさんも利害関係があるからね…ということで今回は、忖度なしで留学におすすめの国とそうでない国ランキング発表しちゃいます!
エリー

留学を検討するときに、国から考える方が多いと思います。留学エージェントに相談に行っても、紹介料が高いと本当は良くない国でもおすすめされてしまうことも。

ということで今回は、第三者の目線から、留学を本当におすすめできる国とおすすめしない国を大発表します!

まずは情報として本当のことを知ってもらった上で、自分に合うかどうか考えて後悔のない留学先を選んでもらえるよう厳選したので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ!

 

留学先の国ランキングの基準

このランキングでは、以下の数値や情報を指針としてランキングを作成しています。

 

評価基準

・日本からの留学渡航者の数
参考:一般社団 法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査 2022

・大学ランキングなどを踏まえた教育水準の高さ
参考:QS World University RankingsThe Times Higher Education World University Rankings 2023

・語学留学、大学・大学院留学、その他の留学制度の充実度や渡航者の傾向

・各国の留学の特徴

・客観的に見て日本人におすすめかどうかのさまざまな要因(治安、語学学校の質や数、衛生面や生活環境など)

 

これらの指標を用いることで、留学エージェントや語学学校の意図に左右されず第三者目線で本当におすすめできる国かどうかの判断をしています。

留学生の数はJAOS(一般社団法人海外留学協議会)のデータを参照していますが、JAOSに加盟する40団体のデータしかなく、実態としてはむしろ加盟していない留学エージェントの方が多いことから、純粋なデータのみに頼ると結果に大きな偏りが出てしまいます。

そのため、私が実際に留学エージェントとして、また学校スタッフとして見聞きしてきた情報、実際に生徒さんやお客様が体験してきたことも加味しています。

具体的な内容を明かすことは学校や留学エージェントの評判を落とすことになるので、理由が一部具体的に書けないこともありますが、生の情報も取り入れ、ふわっとしたPRくさいランキングではなく、本気で留学先を検討する方にとって有益な情報となるよう構成しました。

 

留学先としておすすめの国ランキングTOP5

それではまず、留学先としてぜひ選んでほしい、おすすめの国トップ5を解説していきます!

デメリットもちらほら?おすすめの国5位から3位!

5位:マルタ

マルタは本来とてもおすすめしたい国ではあるのですが、留学プランの設計などをしっかり考えておかないと後悔することもある、実は少し難易度の高い留学先になります。そのため、オススメランキングでは5位という結果になりました。

気候はヨーロッパにしては良好で、費用もそれなりに抑えられるので人気が出ましたが、いくつか注意が必要な点があります。

まず、長期間の留学にはあまり向いていないこと。地理的に小さな島国であるマルタは、飽きてしまうという声も多い留学先です。

また、マルタは日本からの直行便がなく、学費が抑えられてもフライト費用が意外に高くなってしまうケースがあります。乗り継ぎにも時間を要するので、日本からだと交通の便が意外に悪いのが難点です。

いい国ではありますし、留学して大きな効果が得られた方も実際に何人も見てきているので、よく調べた上で決めてほしい留学先として挙げておきます。

 

4位:アイルランド

アイルランドは800名のワーキングホリデーの枠があり、また25週間以上の語学留学で学生ビザを取得すると現地で週20時間までアルバイトができる貴重な制度を持つ国です。

JAOSの調査結果では日本人の1.6%のみがアイルランドを選んでいるということですが、体感的にはもっと多い気がします。このあたりがデータを過信しすぎてはいけない点です。

ただ他の国に比べると日本人比率はやはり少ないため、他人とは一味違った留学を叶えたい方にとっては1位の留学先かもしれません。

ただし、日本人が少ないということは裏を返せば留学情報も少ないということ。初めての留学先がアイルランドになるという方は、アイルランドに関する専門的な知識をしっかり持った留学エージェントを選ぶこと、また学校選びの際もある程度は日本人の渡航実績があったり、日本人スタッフがいる学校を中心に選ぶことをおすすめします。

日本人って、世界的に見るとかなり特殊な性格の持ち主が多いです。清潔さ、サービスの丁寧さ、あらゆることの質など、外国人だと気にならない些細なことを気にする方も多いです。

日本人の感覚がある程度分かり、配慮してくれるような環境でないと大きなストレスを感じて留学生活が苦痛になってしまうこともあるので注意しましょう。

「そういう苦労も留学の醍醐味でしょう!」という方がいますが、実際に何ヶ月も生活することを考えると、留学において変な冒険をすることはおすすめしません

 

3位:フィリピン(セブ)

第3位は今やすっかり留学先としておなじみとなったフィリピンです。中でもセブは留学先としての魅力が豊富で治安も良い留学先です。

JAOSの調査結果では、12.4%がフィリピンに渡航したとのことですが、フィリピン留学が本格的に再開したのは6月ごろだったので、2023年はもっと割合が増えているでしょう。

フィリピンは英語ネイティブではない国ですが、カナダやアイルランドより上位に評価した理由があります。

それは、マンツーマンレッスンです。正直なところ、英語力、特にスピーキング力を短期間で上げるなら、フィリピンが今世界で最もコスパが良いおすすめの留学先です。

欧米の語学学校がその数倍の人数でレッスンをして同じかむしろ高い金額がかかることを考えると想像しやすいかと思います。

ただしフィリピンはコロナ禍後、物価高の傾向があり、また円安も重なって実際は以前のような格安留学ではなくなってきていることには注意が必要です。

フィリピンの語学学校は入学金やビザ延長費など、学費と滞在費以外に細かい出費が意外と多いです。こうした内訳を相談時に開示しない留学エージェントには気をつけましょう。

また、フィリピンはリゾート的な性質もあり、学習意欲の低い生徒が集まりやすいのも特徴です。学校選びも、自分の目的に合うようしっかりとエージェントと希望のすり合わせを繰り返しましょう。

 

やっぱり外せない!どちらも捨てがたい2位と1位!

2位:アメリカ

2位に挙げるのは、留学先として定番、日本人が最も選んでいる国であるアメリカです。

アメリカは近年、芸能人が留学先として選ぶことも多くその人気は衰えることはなさそうです。

佐藤健さん、渡辺直美さん、なかやまきんに君さんなど、アメリカを選ぶ方は語学以外でもお芝居関係など「アメリカで学びたいこと」が明確にある方が多いです。

これは芸能人だけでなく、一般の方でもさまざまな分野で世界最高峰の学習ができるのがアメリカ留学の最大の強みです。

語学留学先としてはもちろん、QSやTimesの大学ランキングでも世界上位の国が多いように、教育の質の高さはここまで挙げた3カ国とは比較にならないほどです。

アメリカを1位としなかった理由は、大学や大学院などの高等教育機関の学費が高すぎること。

有名大学だと数千万円にものぼる学費は、みんなに手が届く留学とは少し言いづらいですね。でも学費相応の素晴らしい教育が受けられることは間違いないです。

アメリカは地域によって他の国かと思うほど性質が違います。気候、話す英語、人や文化まで全く異なりますので、アメリカの中でもどこが自分の希望に合うかを慎重に選んでいくことが、アメリカ留学成功の秘訣です。

また、アメリカは地域によって治安が良くないところもあります。銃の所持が認められているという日本とは全く異なる環境に身を置くということも忘れないようにしましょう。

 

1位:イギリス

留学先としておすすめの国の第1位は、イギリスです。

イギリスが1位となったのは、語学留学でも大学・大学院留学でも、世界最高の教育を提供している点にあります。

イギリスの語学留学

英語はイギリスがルーツとされており、イギリスにある語学学校は数百にものぼります。世界中から英語を学ぶために留学生が集まる語学留学の本場であることは極めて重要なポイントです。

イギリスの大学・大学院留学

イギリスは、大学などの高等教育機関の質においても世界トップの評価を得ています。

これはTimes Higher Educationの世界大学ランキングです。1位にオックスフォード大学、3位にケンブリッジ大学がランクインしており、アメリカと並んで世界最高の教育を提供する国と言えるでしょう。

留学は語学レッスンを受けたりワーキングホリデーのように現地で過ごすことに加え、高等教育を受けることも極めて大きな目的です。

時代をさかのぼれば夏目漱石もイギリスのUCLでの留学を経験したように、今も変わらず最強の留学先と言えそうです。

 

留学先としておすすめしない国ランキングTOP5

続いて、残念ながら留学先としてはおすすめできない国トップ5を解説します。

甘い言葉に要注意?5位から3位!

5位:ニュージーランド

ニュージーランドは雄大な自然とワーキングホリデーの制度、そして現地での仕事の見つけやすさから人気になっている留学先です。JAOSの渡航者数データではイギリスに次いで6番目に日本人の渡航者が多い国となっています。

ニュージーランドは以前は治安の良い留学先として知られていましたが、最近は治安の悪化が指摘されています。

ニュージーランドの犯罪発生状況について、外務省の海外安全ホームページでは以下のような注意があります。

全般的に飲酒に絡む暴行・傷害、置引きや車上ねらい、空き巣等の窃盗事件が多発しています。性犯罪の発生率も日本と比べると断然高く、「ニュージーランドは安全である」と過信して安心することのないようにしてください。このほか、違法薬物の使用が問題になっているとともに、犯罪組織(いわゆるギャング)の抗争もしばしば発生しています。

また、在ニュージーランド日本国大使館の安全の手引きには、以下の記述があります。

ニュージーランドでは強盗や性犯罪、窃盗などの被害件数が日本と比べて桁外れに多く、安全な国であるとの認識はやめたほうが良いでしょう。

 

 

4位:オーストラリア

今大人気の留学先ですが、実は最近の様子や留学の質からはあまりオススメできない国です。

近年のオーストラリアの留学生の多くは、現地でのワーキングホリデーを目的として渡航しています。確かに物価と賃金のバランスや円安の傾向から、「現地で稼げる」ということで渡航を決める方がとても多く人気の留学先です。

ただ、結局全然英語が話せないままだったり、日本食レストランでのアルバイトに明け暮れて日本にいるのと変わらない生活をして帰ってくる方が多いのも事実です。

もちろん留学は語学力を伸ばせば良いというものでもないですが、オーストラリアでのワーキングホリデー後に別の国で語学留学をする方を見ていると、どうしてもおすすめしづらい国になってしまいます。

加えて、日本以外からもオーストラリアに渡航する人の数が急増しており、コロナ禍では余裕のあった求人も倍率が高くなり、希望の職や給与が得られなかったり、不当の労働条件下で働かされる人が出てきています。

しっかり情報収集し、英語力を高めて留学するのであれば良い渡航先ですが、「貯金があまりない」、「英語力がない」、「現地に着いて他の日本人に聞けばなんとかなるだろう」という方は現地で痛い目を見る可能性があります。

ファームでのお仕事などを「自然の中でのんびり働ける」と思っている方も、実際は炎天下の中で効率を求められ過酷な肉体労働をするケースも少なくない、ということは覚えておきましょう。

これが「仕事するのにおすすめの国ランキング」であれば1位にしますが、留学先としては留学エージェントの甘い誘い文句ばかりが先行してしまって注意したほうがいい国と言わざるを得ません。

 

3位:カナダ

カナダは2022年の日本人の渡航者数が最も多い国としてJAOSの調査結果に上がっている国です。人口の2割が移民とも言われる移民国家で、現首相のトルドー氏も積極的に移民の受け入れを行っています。

近年はCo-op留学やワーキングホリデーなど、語学学習と現地での就業を組み合わせた留学方法の選択肢が幅広い国として注目を集めています。

あまりオススメしない国とした理由は、近年過熱している外国人の受け入れがどこまで続くのか不明な点、またCo-op留学やワーキングホリデーについてのイメージとのギャップに現地で苦しむ方の話もちらほら聞くことです。

カナダは永住権が取れる可能性があるとあって人気が加熱した時期もありましたが、一方で国内では交通、住宅、医療等の公共インフラに移民政策が負担を与えており、対策を講じる必要があると指摘する学者もおり、この機運がどこまで続くか不透明な部分があります。

また、カナダは近年治安の悪化が指摘されています。

外務省の海外安全ホームページでは、

犯罪発生率(人口10万人あたりの犯罪認知件数)は日本の約12倍の水準となっています。最近では、ギャング絡みの発砲・暴力事件も発生しているほか、夜間に銃器や刃物で通行人を脅したり、背後から襲い暴行を加えた後に所持品を奪うといった事案も発生しています。

とのこと。

カナダでは2018年から大麻(マリファナ)が合法化されました。カナダ国内で合法でも、日本人は日本の法律により罰せられます。このあたりの自己管理も、特に若い方の親御さんにとっては不安の種になり、カナダを渡航先としておすすめしにくい理由になっています。

 

治安の面からおすすめできない留学先2位&1位

2位:フィリピン(マニラ)

2位にはフィリピンの中でも、マニラを選出しました。同じ国でもマニラとセブでは雲泥の差があります。

セブ在住のフィリピン人と話していても、「マニラは危険だから行かないほうがいい」と言われるほどです。

マニラにも語学学校がありますが、フィリピンを選ぶなら絶対にセブをオススメします。

私も実際にマニラに行ったことがありますが、空港に着いた瞬間から異様な雰囲気で、セブとは全く違う国のように感じます。

マニラに住むフィリピン人と話したときも、「先週マカティ(マニラでも治安が良いエリア)で銃を持った男に強盗されそうになった」と話していたことが強く印象に残っています。

マニラはそんなに危険じゃないという方もいますが、留学生で特に女性や若い方、海外に不慣れな方は犯罪者から見ても狙いやすく、要は「ターゲットにされなかっただけ」だと思います。

留学生があえてセブではなくマニラを選ぶ理由はほとんどないので、私としてはマニラへの留学はオススメしません。

 

1位:南アフリカ

そしてオススメしない留学先ランキングの第1位は、南アフリカです。

南アフリカは、治安が悪い国ランキングでも4位にランクインしたように、留学先としては安全が確保しにくいためおすすめできません。

近年はケープタウンでの語学留学ができるということで日本の留学エージェントが紹介を始めていますが、ケープタウンでも犯罪の発生率が非常に高くなっています。

窃盗や車上狙いなどの軽犯罪から、ギャング組織による銃撃事件、無差別的に行われるドライブシューティング(走っている車の中から発砲すること)などの凶悪事件が頻繁に起こっているエリアもあり、とても留学生が安心して学習に励める環境ではないと思います。

また、南アフリカでは2024年に国政選挙があるため、国内の政治状況も不安定化しデモや暴動が発生しやすい状況になっています。現時点で留学を考えている場合、特に語学留学がしたい方は他の国を選ぶことを強くおすすめします。

 

まとめ

ここまで、留学におすすめの国とおすすめできない国のランキングを紹介しました。

人によっては、渡航しようと思っていたのに…と思うからもいらっしゃるかもしれませんが、まずは正しく知ってほしいという思いでランキングを作成しています。

おすすめしない国でも、きちんとした知識と準備があればおすすめの国以上の価値がある留学ができる可能性はもちろんあります。

これを機に、一度立ち止まって留学先について改めて情報収集を進めてもらえると嬉しいです。

  • この記事を書いた人

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

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