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【2024年度】海外の大学に行くには?最短の合格・卒業に必要なことを徹底解説!

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

この記事では、海外の大学に進学したい方が、大学に合格して海外大進学を叶える方法とやっておくべきことを解説しています。

カンナ
わたし、海外の大学にどうしても行きたい!でもどんな準備すればいいんだろう…
海外大学進学は短期留学よりも大変だけど、きっと大丈夫。やっておくべきことを解説するよ!
エリー

私がフィリピンの語学学校でスタッフとして働いていたときや、エージェントとしてサポートした人の中には、海外の大学への進学を叶えた方がいらっしゃいます。

しかしその数は決して多くなく、途中で挫折した方もたくさん見てきました。

まだ悩んでいるみなさんにはぜひ後悔のない決断と努力ができるよう、私の経験、私が見てきた中で知ったことをできる限りシェアできればと思っています。

ぜひ最後まで頭に叩き込んでいってください!

 

海外大学の合格に絶対やるべきこと

それではまず最初に、日本から海外の大学に進学するために必要なことについて解説していきます。

ネイティブと対等に話せるレベルの英語力をつける

まず最初に挙げられるのが、当然ですが高い英語力です。参考までにいくつかの大学の入学要件を紹介します。

あくまで例ですので、気になる大学がある方は大学の公式サイトを調べてみましょう。

サンカルロス大学(フィリピン):IELTS 5.0~6.0

サンカルロス大学はフィリピンの中でも有数の私立大学で、セブの中ではトップを争う名門大学です。私がセブにいた時も、サンカルロス大学に進学した生徒さんが何人かいました。

サンカルロス大学の場合、基本はIELTS6.0が入学要件となります。ただし5.0~5.5以上あれば、在学中の決められて期間内で6.0を獲得することで条件付き入学が認められる場合もあります。

実際、IELTS対策が思うようにいかず、フィリピンに来て語学学校に入ったものの途中で諦めてしまった方を何人も見てきました。フィリピンだからと言って侮るべからず、だと思います。

マンチェスター大学(イギリス):IELTS5.5~7.0

マンチェスター大学はイギリス北部マンチェスターにある有名校。QSの世界大学ランキング2024では世界32位にランクインしています。QSの大学ランキングでは東大が28位となっていますので、その凄さがわかりますね。

マンチェスター大学は学部によって入学に必要な英語力が異なりますが、6.0〜7.0となっています。ただし、事前コースであるFoundation Courseから進学する場合は5.5でも認められる場合があります。

メルボルン大学(オーストラリア):IELTS6.5~

オーストラリアの中でもNo. 1に君臨するメルボルン大学への進学には、最低でもIELTSで6.5のスコアが必要となります。

しかも、どの科目も6.0を下回ってはいけないという足切りルールまで付いているので、日本人は特にライティングやスピーキングのセクションで取りこぼしがないよう注意が必要になります。

 

情報を英語で集めまくる

今紹介したような各大学の英語の要件については自分で調べていく必要があります。

今まで日本で生活しているときは、日本語でGoogle検索すれば情報が見つかります。日本の大学のWebサイトも、当然日本語で書かれていますね。

しかし海外の大学に進学しようと思った場合は、たくさんのことを英語で検索して理解していく必要があります。

どんな情報を集めなきゃいけない?

・どんな大学があるのか

・どんな学部が開校されているのか

・学費はいくらなのか

・入学に必要な英語力や試験はどんなものなのか

・いつまでに応募しなければいけないのか

・応募にはどんな書類が必要なのか

留学エージェントに頼むのももちろん良いですが、本当に自分がやりたいことができる大学、興味があって行きたくなるような大学を見つけて進学するためには、やっぱり自分でたくさん調べている人の方が成功確率が圧倒的に高いと思います。

 

学費を用意する

海外の大学進学で最も大事なことの一つが、お金の準備です。

学費については国の制度や大学によって年間数十万円から数百万円までかなり幅広いです。学費の準備を進めるにあたって、いくつかポイントを紹介します。

奨学金制度を利用する

奨学金制度は、大学進学に必要なお金がなくても夢を実現するサポートをしてもらえる素晴らしい制度ですので、ぜひ利用を検討しましょう。

・日本の奨学金制度を利用する

トビタテ!留学JAPANのサイトでは、自分の条件に合った奨学金制度の検索ができるようになっています。まずは行き先や大学を絞っていくことが必要ですが、支援が受けられる方法をきちんと調べておけば選択肢が広がるはずです。

・進学先大学や大学提携の奨学金制度を利用する

進学先の海外大学が独自に設置している奨学金制度、大学が提携して提供している制度もあります。基本的に現地の方向けのものが多いですが、留学生の受け入れが盛んな学校は日本からの進学でも奨学金制度の対象となる場合も多いのでこちらもしっかり調べてみましょう。

例えばイギリスの名門大学、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)では、学校サイト内に奨学金制度を検索できるシステムがあります。

学費の安い国・学校を選ぶ

日本の大学は海外、特に欧米に比べると学費が安いですが、日本よりも学費が安い国もたくさんあります。

Infographic: The World's Highest and Lowest Tuition Fees | Statista You will find more infographics at Statista

これは公立学校の学費なので、私立大学だともっとずっと学費が高い国もありますが、このように探してみると意外と学費が抑えられ、かつレベルの高い教育が受けられる学校もあります。

海外大学進学は情報収集も受験の一部です。後悔しないよう学費も学校ごとにきっちり調べていきましょう。

滞在先の生活費にも気を配る

例えばニューヨークやパリ、ロンドンやシンガポールなど、物価が高い国や都市での生活は、思った以上に費用を増やしてしまう原因となります。

以前以下の記事でも紹介しましたが、特にアメリカや香港、スイスなどは都市によって驚くほど生活費が高い場所もあります。学校決定の前に必ず生活費の部分も確認をしておきましょう。

 

海外大学受験時に学校によって求められること

上記の必須事項に加えて、海外の大学の入試を受ける際に求められることがいくつかありますので、そちらも紹介していきます。

高い内申点評価

海外の大学進学の場合、高校時代の成績表や卒業証明書などの提出自体は必須です。それに加え、GPA(内申点)の最低ラインが設置されている大学もあります。

例えばアメリカのミシガン大学の募集要項では、4段階評価で3.8~4.0の評価が必要となっています。

GPA評価への変換はルールがいろいろとあります。これも事前に調べて、足切りされてしまうなんてことのないように準備しましょう。

How to Convert (Calculate) Your GPA to a 4.0 Scale

 

標準テストの受験結果

例えばアメリカのSATやACTのように、大学進学希望者が受けるテストの結果提出を求められることがあります。これは日本の大学入学共通テストのようなものです。

先ほど紹介したミシガン大学でもSATまたはACT(あるいは両方)のテスト結果を通知することが必要となっています。

特に公立大学の受験ではアメリカ以外でもフランスのバカロレアなど、国で決められた共通テストの受験が合否に影響する場合があるので、行き先の国を選ぶ段階でテストのことも頭に入れておきましょう。

 

ポートフォリオや事前課題など

特に芸術やデザイン系の学科の場合、ポートフォリオなどを求められる場合があります。

また、ビジネス系の科目を狙う場合は、大学も大学院も事前課題を提示され、それに沿って課題を行うことが必要になるケースもあります。

 

海外大学をしっかり卒業するのに必要なこと

海外の大学は日本と違います。国によっては、入るよりも卒業する方が大変だと言われている大学もたくさんあります。

もちろん合格が最優先ですが、合格した後に充実した生活を無事送れるか?きちんと卒業できるか?というところも考えてみてほしいと思います。

現地で不安なく生活し、無事海外の大学を卒業ができるために必要なことも解説します。

海外で生活する経験

初めての海外渡航が大学入学という方は、渡航予定の国でなくても構わないので短期の海外留学を経験することを強くおすすめします。

海外では、日本で気にしていなかった些細なことでもトラブルに繋がることがあります。そしてそれは時に、命の危険となることも。

留学経験がある方は痛いほど分かるはずですが、初めての海外渡航では、食事をとったり日用品を購入するだけでも大きなストレスになります

海外で3年、または4年を過ごすこと、また到着後に不安なくしっかり授業についていけるだけの予習・復習時間を取るためには、現地の雰囲気や海外での暮らし方に少しでも慣れておく必要があります。

 

速読・多読力

海外の大学では、毎日膨大な量の書籍を英語で読み、予習して授業に向かう必要がある学部も多いです。イギリスのシェフィールド大学のサイトでも、大学のレッスンにおいてリーディングスキルが必要なこと、またその難しさについて語られています。

Volume of reading 「読書量」

Like it or loathe it, you will find that you are asked to read an enormous amount of material during your time at University.

Some modules will include substantial reading lists that feature a number of books, articles and papers, many of which will be long and complex.

「好き嫌いは別として、大学在学中は膨大な量の資料を読むよう求められるでしょう。

一部のモジュールには、多数の書籍、記事、論文を特集した充実した読書リストが含まれており、その多くは長くて複雑です。」

University of Sheffield - Reading techniques

日本の大学(というより大学生?)とは比にならないくらい、海外の大学は学問を究めることに熱心です。きちんと内容を理解していなければあっさり留年となってしまうでしょう。

最初の1年間は授業内容を録音して後で何度も聞き、一つずつ噛み砕いて理解する復習にもたくさんの時間がかかります。

そのため、教科書や参考文献の内容を早く正確に理解し、ベースの知識量を効率よく積み重ねる力が必要となります。

 

頼れる友達・先生を持つこと

日本人が外国人として海外の大学で生き抜いていくためには、信頼できる友人や先生を持つことが必要不可欠です。

私が以前、フィリピンの大学に通っていた日本人の知り合いに「海外の大学を卒業するのに一番大切なのはどんなこと?」と聞きました。

その答えはを彼女はこう答えました。

「間違いなく、先生と信頼関係を作ることと、頼れる友達を持つことですね。

海外の大学では、日本よりも成績が就職活動に影響します。日本の企業で、大学時代の成績が良いか普通かで入社の合否を判断している企業はほとんどないのではないでしょうか。

分からないこと、気になることがあれば授業後に先生に聞きにいくのは当たり前。教授陣と密なコミュニケーションを取り、学習意欲を理解してもらって信頼してもらうことがとても大切です。

また、授業で言われた大事なことや、現地の人同士の関係の中でみんなが手に入れている情報というのは極めて重要です。

友人から情報収集をしたり、困ったときに助けてもらえる状況を作るのは絶対に必要なので、恥ずかしがらずたくさん友達を作っていきましょう。

 

まとめ

ここまで、海外の大学に行くのに必要なこと、やるべきことや注意点をまとめました。

未知の国で数年を生活し、勉学に打ちこむというのは楽しいことばかりではありません。日本から日本の大学に進む周りの友達の何倍も努力し、準備しなければいけないということは常に頭に入れて万全の準備をしていきましょう。

 

  • この記事を書いた人

中山

プレパレ!の編集長。語学学校、留学エージェントの両方の立場から多くの生徒さんの支援をした経歴や、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどを旅した経験から、本当に必要な情報の発信に日々邁進中。

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